2015年2月21日土曜日

春近し。買取と、イベントのお誘いが増えてきました。

当店出張買取り担当・藤田(屋号「太閤堂書店」代表兼務)が忙しくなってきました。
春は例年、異動や進学に伴うお引越しや、ご退官に伴う大学研究室の片付けなどが増えてきますが、3月になる前からご依頼が続き、ありがたい限りです。

和本や専門書、趣味の研究書などお買取しました

今週はすでに、蔵書家の御宅や、お寺、大学研究室などへ買取に伺っています。
珍しい和本や専門書、資料類が多く、非常に眼福であります。ありがとうございます!

お客様のご都合にあわせてお伺いしていますが、岐阜からどんなに遠方でも、午前10時頃に伺ってお昼までには査定・積込を終わらせるのが彼のスタイル。
どこから手を付ければよいかわからない部屋いっぱいの本にお悩みの方、ぜひプロにお任せください!
…ちなみに「岐阜 古本 買取」等と検索したときのランキングは、まだまだ低い当店。
最近買取に伺ったお客様に、なぜ当店にご依頼くださったのか伺ったところ、「他の店に電話したが繋がらなかったから」という、フクザツな思いになるお答えが…
しかしなんというか、長年営業されている店や、ネットでの買取に何よりも力を入れている店には、そりゃあ敵わないよなあという気持ちもあります。そこで張り合っても仕方ない!
よい本がたくさんある、信頼の置ける古本屋として、このまちに根を張れるよう、がんばっていきます。


お昼に、柳ケ瀬・一楽本店の「みそかつライス」「ドビかつライス」を。
じつは代替わりされてから初めて伺ったのですが、丁寧な仕事ぶりと上品な味わいに感動!


ここ数日、北陸から、信州から、そして東京から、たのしいイベントへのお誘いをいただいています。
また、ここ岐阜でも、たのしい春に向けての準備が始まってきました。
確実に春が近づいているのだなあ、と、しみじみ感じる今日このごろ。
少しずつお知らせもできると思います。どうぞお楽しみに!

2015年2月15日日曜日

サンデービルヂングマーケットの日は、徒然舎も忙しく楽しく

毎月第3日曜日の柳ケ瀬は、サンデービルヂングマーケット
昨年の9月から始まったこのイベントも、すっかり、まちに馴染んできているように思います。
わたしは運営には関わっていませんが、ハロー!やながせメンバーがずっと頑張ってきているのを、すごいなあ!と拝見し、応援し続けています。

サンデービルヂングマーケット(略称サンビル)の日は、ありがたいことに、徒然舎も忙しくなります。
美殿町といえば、薄皮たい焼き福丸さん!へ向かう道中、あらこんなところに古本屋が、と立ち寄ってくださる方も多いように思います。
そういうわけで、いつもは店から抜けることもできないのですが、今日はちょっとだけサンビルを楽しんできました。



まずは、店からすぐ近く、柳ケ瀬本通で出店されていた石窯PIZZA屋台bocchenoさんで、マルゲリータと4種のチーズのピザを。
うわー!生地がもちもちで香ばしくて美味しい!
4種のチーズには、ナッツと蜂蜜がかかって、本格の味わい。これを移動販売でいただけるとは!

ご機嫌な気分で、いよいよお目当ての《多治見グーニーズ》の出店会場へ向かいます。
多治見グーニーズとは・・・
パンとカレーのお店「CAFE NEU!(ノイ)」、アンティーク雑貨・家具「Asitis」、フランス菓子「ミモザ」、「ジーパンコーヒー」の4店による(謎の)ユニット名です。


ディープな雰囲気ただよう1階ディスプレイを目印に螺旋階段を登り、2階に着くとそこは・・・NEU!だった!
家具もインテリアも、空間を満たす素敵なカレーの香りも、見事にNEU!のもの。
なんとトラック含む車3台で、はるばる多治見から、あらゆるものを運んできたのだそうです。


さっそく注文したヒヨコ豆チキンキーマカレーを作ってくださっているNEU!のお二人。
徹夜してまで大量に仕込んだそうで、イベント終了近くの時間にもかかわらず売切メニューはなし。
そしてカレーもパンも、とてもこだわって、丁寧につくられた、ものすごく美味しいもの、なのに、それを気取らず提供する二人のカッコよさ。
この時代、商売のやり方はいろいろありますが、とにかく全力でまじめに仕事に向き合って、でもそれを表に出したり売りにしたりしないで、肩の力を抜いてにこにこ笑いながら店に立っているお二人の姿は、とても、よくて。
なかなか真似できることではないですが、こうありたいなと、しみじみ思いました。

とにかく美味しかった!

CAFE NEU!さんとの出会いは、一昨年の秋に開催された「古本マーケット」にお誘いをいただいてから。
その後、徒然舎も所属する古書店ユニット「古本ジャンボリーズ」として、昨年の春と秋の「古本マーケット」に参加。
そして気づけば皆さんとずいぶんと仲良くなってしまっていたのでした。

昨秋の古本マーケット後の一枚。いやあ楽しかった!

そしてそのCAFE NEU!「古本マーケット」は、今年の春も開催予定です!
詳細決まりましたら、またこちらでお知らせいたします。
美味しいものと、たのしい本や素敵な雑貨、そしておもしろい人たちの集う、CAFE NEU!の古本マーケットを、今年もどうぞお楽しみに!!

2015年2月13日金曜日

新刊書籍、続々入荷しています

少しずつ充実させている新刊書籍。本日も続々と入荷しました。

「REAR」no.33 三重県鈴鹿市出身の抽象画家・浅野弥衛特集
「現代美術史日本篇 1945-2014」中ザワヒデキ
戦後から現在にいたる現代美術のなぜ?が、すっと理解できる一冊
「元祖 FAX マンガ お絵描き少女☆ラッキーちゃん」福士朋子
美術家の日常を描くドタバタ4コマコミック

「疾駆 / chic」(シック) 第4号 特集:熊野
日々の暮らしに対する新たな視線の在り様を提案するハードカバー雑誌「疾駆」。
今号は熊野に焦点を当て、歴史研究家、修験者、ギタリストらに取材し、その魅力を伝える。
そのほか五木田智央、戌井昭人、蓮沼執太、川内倫子、鳥海修、花代ら。
バックナンバー(第2号:特集「博多・福岡/太宰府」、第3号:特集「陸前高田」)も取扱中!

「ぼくらの時代の本」クレイグ・モド
本作りの「今」を綴ったWEB連載エッセイが一冊に

「もうひとつの秋田 Photo Guide Book 秋田に暮らしながら見えてくるもの
監修:中村政人 編:アートNPOゼロダテ
秋田に暮らして見つめ直した、素顔の秋田の魅力が詰まったフォトガイドブック
アートプロジェクト「ゼロダテ」の活動をまとめた「コミュニティ・アートプロジェクト  ゼロダテ 絶望をエネルギーに変え、街を再生する取扱中!

「親のための 新しい音楽の教科書」若尾裕 再入荷!
音楽の「常識」を改めて問う、新しいかたちの音楽論

「坂本一成 住宅めぐり」
処女作から2013年の最新作まで25作品を掲載した最新作品集
「クリエイティブ・リユース 廃材と循環するモノ・コト・ヒト」 再入荷!
見捨てられているモノを観察し、想像力・創造力によって再び循環させること。
ものづくり・まちづくりに携わる方へ。
「犬島「家プロジェクト」」妹島和世 取扱中!
2010年から始まったプロジェクトを写真、見取り図、建築図面などで紹介

「マテリアライジング・デコーディング 情報と物質とそのあいだ」 再入荷!
「マテリアライジング展」に出展した23組の建築家、アーティスト、工芸家、プロダクトデザイナー、エンジニア、 研究者へのインタビュー集
「コミュニティ・アートプロジェクト ゼロダテ」 取扱中!
「近藤恵介作品集 12ヶ月のための絵画」 取扱中!
「美学文芸誌『エステティーク』創刊号 特集:美」 取扱中!

「大杉栄伝 永遠のアナキズム」栗原康
破天荒な生き方というだけでは語りつくせない、その思想に光をあてた新たな評伝
土曜社の大杉栄著書コーナーに並べました。

「果てしのない本の話」岡本仁
サイン本が限定入荷しました!

どうぞよろしくお願いします!




そんな天気予報でしたっけ?結構な雪が舞い、底冷えのする一日でした。

2015年2月12日木曜日

念願の「ブックスタンド」導入!

店を始めた頃から、ほしいなあ、でもあまり見かけないなあ、あっても専門業者のものは量も多いし高いなあ・・・と思い続けていた、これを、ついに導入しました!


新刊書店で使われている「ブックスタンド」!
金属製のものより本を手に取りやすく、本に傷をつけづらく、さらに複数冊の在庫も一緒にディスプレイできる優れもの!
最近は新刊書籍のお取り扱いも増えてきたので、これでずいぶん見やすくディスプレイすることができそうです。

こういうちょっとしたもので、すごくやる気が湧くんですよねえ!


ちなみに藤田(太閤堂書店)は一日寝込んでおりましたらようやく復調の兆しであります。わたしでは店のシャッターを開け閉めできないので非常に困るのでした…

2015年2月10日火曜日

定休日はお買取(そして風邪)

火曜と水曜が定休日の徒然舎。
週に2日も休むなんて結構なご身分!ですが、実際はなかなか2日とも休むということはありません。
毎週火曜日は、名古屋で開かれる業者市に出かけるのが恒例です。
が、特にこれからの季節は、出張買取に出かけることも多くなってきます。

今週も火曜日は、愛知県三河地方のお宅へ、文学や民俗学の本を買いに。
そして水曜日は、尾張地方のお宅へ、100冊程度の本…のはずが、載り切らないほどたくさんの本を買いに、伺いました。


良い本をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました。
初めて出会うたくさんの本を前にすると、ほんとうに、比喩でなく、胸が弾みます。
いち読者としてではとても買えないくらいたくさんの本を抱えるとき、古本屋でよかった―、と、しみじみ思います。


しかし、良い本を前に、寒い中はしゃぎすぎたのでしょうか、代表・藤田(太閤堂書店)が風邪を引いてしまいました……まったく……
なお、店主わたくしはぜんぜん大丈夫ですので、店舗も通常営業しています。どうぞご心配なく!

2015年2月9日月曜日

外は雪。暮らしの本コーナーに棚を追加

積もりこそしなかったものの一日中降り続いた雪。
ご来店もほぼ無いものと諦め(それでもご来店くださった皆さま、ありがとうございます!)、暮らしの本コーナーのリニューアルをしました。

店内入ってすぐ左手の暮らしの本コーナー。
特に女性には人気のコーナーなので充実させたい!とずっと思っていました。
最近はお買取でお持ちいただくことも多く(レシピ、手芸、暮らしエッセイ、リトルプレスなど可愛い本お買い取り大歓迎です!)よし、棚を増設しよう!と思い立ちました。


アルバイトさんにも手伝ってもらい、棚の本を全部抜き(これが大変)、本棚同士をガッシリ固定してある金具を外していきます。
そして棚の位置を少し変え、新たに棚を少し追加して…


ひとまず今日のところはこれで完成!
本棚の手前に、リトルプレスや小さな絵本を置ける棚を設置(古本ジャンボリーズの箱を流用中)、また窓際には、以前、お寺での買取の際に譲っていただいた低い台を置いて雑誌コーナーにしました。
可愛らしい手あぶり火鉢(販売してます)に入れたレトロ包装紙も、目立つ場所に置けましたので、手にとってご覧いただけたら。

スペースが増えた分、またどんどん本を出していきたいと思います。

2015年2月8日日曜日

模様替え続報/買取に力を入れています!

店内の配置換え、じわじわと続けています。

先日まで開催されていた、長良のgreen&flower puharaさんでの「大魔女展」に出品していた、金子國義表紙の富士見ロマン文庫(オトナの本です)を、低い文庫棚の上にずらりと並べてみました。壮観。お子様禁制。


その隣、以前relaxなどの雑誌が積んであった棚が空いたので(昨日参照)、そこに、澁澤龍彦からマルキ・ド・サド、マゾッホ、さらに中井英夫、ルイス・キャロル、そしてケルト神話といった感じの本のコーナーにしました。
古本屋らしい、このあたりの品揃え。もっと充実させていきたいと思っています。


棚を増やしたい、新しく棚を作りたい、とにかく良い本をもっと並べたい。
望みは高まるばかりですが、少しずつ。やっていきます。

買取ご案内ページができました

新店舗オープンの際、突貫工事でリニューアルしたホームページ。
作成が間に合わなかった、買取についてのご案内ページを、ようやく作りました。
◆古書・古本 買取します 出張買取|店頭買取|取扱いジャンル


4t車での買取のようす
名古屋の古本屋「太閤堂書店」の二代目店主として約20年のキャリアをもつ代表・藤田と、二人体制での営業となった徒然舎は、これまで以上に買取に力を入れていきたいと思っています。

特に出張買取は、専門知識と経験の豊富な代表・藤田が、今後、全力で担当していきます。
ちなみに、過去には4トン車で、一度に360箱以上の買取をこなしたこともあります。一人で。(写真ご参照ください。注:写真に写っているのはトラックドライバーさんです)
エレベーターのない4階から、50箱の本を運び出したこともあります。一人で。
ですので、数千冊・数万冊のお買取でも、まったくひるみません!

美術館の大きなエレベーター
また、これまで、大学の研究室や美術館、企業や弁護士事務所の図書室、設計事務所やデザインオフィス、蔵の整理をされる方の邸宅などにもお伺いしています。

インターネット検索で「出張買取」を謳う業者は多数ありますが、ご自宅・お勤め先での作業を安心して任せられる業者をお探しの方も多いと思います。

きちんとした査定のできる、しっかりした業者をお探しの方にこそ、実店舗をもち、顔を合わせてご相談もできる当店に、ご依頼いただきたいと思っています。

※徒然舎は、もちろん、全国古書籍商組合連合会加盟店です


ご自宅も、オフィス・研究室も、お引越しが増えてくるこれからの季節。
無料で出張買取しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

また、近くに古本屋が無い・無くなってしまった地域の皆さま
岐阜県内各地、また岐阜市から2時間程度の場所でしたら、ご都合に合わせてすぐにお伺いいたします。(内容・量次第では、もっと遠方にもお伺いしています)
ご蔵書を処分される前に、まずはご相談ください。

その本は、もしかすると、誰かが読みたいと思っている貴重な1冊かも知れません。


【お問い合せはこちらへ】

●電話・FAX = 058-214-7243
 (木曜~月曜 ・ 11時~19時、時間外もFAX受付可能)

●お問い合わせフォーム = [こちら]より24時間受付中

2015年2月7日土曜日

配置換えに着手/暮らしの本・ムック、リトルプレスをたくさんお買取


店を移転して4か月。
店内でのお客様の流れや、本の売れゆきも少しずつ見えてきて、それに対応したいなあという思いが強くなり、配置換えに着手しました。
前の小さな店の頃は、本も棚もほとんど無い状態から始まったので、しょっちゅう棚の追加や配置換えをしていたなあ…と、懐かしく思い出しました(来るたび棚と本が増えますね!と、よく言われたものです)。

今日はまず、贅沢に使いすぎていたリトルプレス棚を移動させ、スタジオボイスやrelaxなどの雑誌棚にしてみました。
リトルプレスは、中央のテーブルや、店内奥の新刊コーナーに移動。テーブルが賑やかになって、新刊書店ぽくなって?ちょっと嬉しい感じです(笑)

本当はもっと思い切ってやりたいこともあるのですが、やりかけでお客様がいらっしゃると大変なことになるので…それはまた今後。

暮らしの本・ムック、リトルプレスお買い取りしてます

今日は、お引越しを前に思い切って整理されるという段ボール4箱ほどの本を、愛知県からお持ちいただき、お買取りさせていただきました。
大切にされてきたことが一目でわかる、とても状態の良い本ばかり。
「季刊サルビア」「いろは」「Billet」の創刊号からの揃いなど素敵なリトルプレス、名古屋近郊や京都などのカフェ・パン屋さん・雑貨屋さんの本、そのほか器、料理、お花、手芸、インテリア、雑貨、さらにライフスタイルなどなど、暮らしを愉しむ女性向けの本がいっぱい!
まとめて手放される方は少ないジャンルの本なので、本の山にワクワクして、つい読んでしまいそうになりつつ、精いっぱい査定させていただきました。
ありがとうございました!

史群アル仙作品集『今日の漫画』売れてます

史群アル仙(公式サイト)の作品集『今日の漫画』(ナナロク社)が再入荷しました。
つい先日入荷したばかりなのですが、あっという間に完売してしまいました。
懐かしいテイストの絵柄で描かれる、何ともいえない気持ちの残る1ページ漫画。
試し読み冊子もありますので、ぜひ読んでみてください。